「天使の誘惑」

見慣れない栓をそっと開け、鼻先をゆっくり近づける。
心地よく広がる、華やかで甘い香り。

暖かな日差しの中でヴィーナス達と天使が春の到来を楽しんでいる。
解放する心に躊躇するヴィーナス。

天使はそんなヴィーナス達を春の陽気へと誘惑する。
次第にヴィーナス達は心を開放し、陽気に踊りだす。

1482年にボッティチェリが描いた「春(プリマヴェーラ)」
この「天使の誘惑」はこの絵画そのものだ。

薩摩の地。
歴史を感じさせる貯蔵庫。
その片隅に作られた小さな部屋でこの逸品は生まれた。

それには何年もの試行錯誤を積み重ね、「芋焼酎は長期熟成向きではない」といった曖昧な焼酎の常識を打ち破った。
完成した琥珀色の焼酎を口に含んだ時は、長く待ちわびた春が来たような感覚だった。

そう、「春(プリマヴェーラ)」のように。

至福の時間にぴったりな逸品「天使の誘惑」はそんな焼酎です。

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